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    <title>08 Halloween Party</title>
    <description>2008ハロウィーン</description>
    <link>https://08hw.blog.shinobi.jp/</link>
    <language>ja</language>
    <copyright>Copyright (C) NINJATOOLS ALL RIGHTS RESERVED.</copyright>

    <item>
      <title>Happy Halloween!!</title>
      <description>&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
&lt;a target=&quot;_blank&quot; href=&quot;http://file.08hw.blog.shinobi.jp/ab5eb869.jpg&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;ab5eb869.jpg&quot; align=&quot;middle&quot; border=&quot;0&quot; src=&quot;http://file.08hw.blog.shinobi.jp/Img/1225472445/&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
Trick or Treat! Trick or Treat!　Trick or Treat!　Trick or Treat!&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;家の外で、子どもたちが菓子をねだる声がする。&lt;br /&gt;
なんて騒々しい、まったくやかましい！変なかっこうをしてどこの子どもかもわからんのに、なんで菓子などやる必要があるか。わしはそんなバカ騒ぎなどごめんだ！&lt;br /&gt;
うるさいっ！菓子などやらんわっ！帰れ帰れっバカ垂れどもめっ！&lt;br /&gt;
巷で有名な偏屈ジジイ　ダブ・ゲッチイは、二階の窓から身を乗り出してがなりつけながら子どもたちを追っ払った。&lt;br /&gt;
ゴーストたちは悪態をつきながら消えていったが　さて。ダブはキリリときつく彼を睨んでいた目には気がつかなかった。&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;風が強い。黒い雲が獣のように走っては消えて行く。夜中を過ぎているのになにやら寒くて眠れないでいると、天上の影が変に蠢いた気がする。なんだバカバカシイ、気のせいだ。&lt;br /&gt;
ところが今度は台所で調理をしている音がしてないか？居間ではソファーのクッションが投げっこされ、スプリングに弾んで飛び跳ねワキワキ楽しんでいる気配までしている・・・！&lt;br /&gt;
だ、だれだ人の家で暴れているのは！ダブはベッドから降り、護身用だが骨董のマスケット銃を握り締めて音のする部屋へ向かった。&lt;br /&gt;
勢いよくドアをあけ、怒鳴りつけて構えた、が。&lt;br /&gt;
だれもおらん・・・？&lt;br /&gt;
立ちつくしていると不意にろうそくの火が灯った。そしてすぐに消えてはまた灯る。&lt;br /&gt;
家具が鳴り出し引き出しが踊り、額に入った絵画からは中の住人が飛び出してくる。本は勝手に空を飛び窓は開閉を繰り返す！&lt;br /&gt;
さすがのダブも恐怖に駆られ、サイドボードの影に隠れてその信じられない光景に今にも心臓が止まりそうになりながら　でもしっかりと目は釘付けにされていた。&lt;br /&gt;
いや～な汗をかいた。なんとなく尿意までもようしたが立ち上がりなどしたらたちまちヤツラに襲われてしまうかもしれない。&lt;br /&gt;
人影、ではない。そこで集って暴れているのは　得体の知れないタダナラヌものたち！形がすでに人じゃない。それらしいのもいるけれど透けて向こうが見えている。それらがこぞって宙に舞ったり壁をすり抜けたり　ものを操ったりしながら騒いでいる。&lt;br /&gt;
怖ろしい、本当にこんなことがあるなんて・・・！&lt;br /&gt;
しばらく様子をうかがっていると、ダブはそれらがとても楽しそうに遊んでいるらしいのに気がついた。&lt;br /&gt;
派手に羽目をはずすことを　みんながいっぱいに楽しんでいる！流儀は違うが弾んだ気持ちが充満しているのがなぜかわかる。&lt;br /&gt;
偏屈ジジイはいつしか自分まで　なにやら解放されたような心持でほんわりぼんやりそれらの無茶振りをまるで自分がしているように愉快な気持ちになっていた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
どれくらいそうしていただろう。うっすらと、夜が明けはじめ・・・&lt;br /&gt;
今まで暴れていたモノたちがそちらをふりかえり　動きをとめた。&lt;br /&gt;
そして一体　また一体と、明けきらぬ未明の空へと消えていく。&lt;br /&gt;
そんな！もう行ってしまうのか！？&lt;br /&gt;
ジジイはたまらずにサイドボードの引き出しをあけ　一つかみのそれを消えて行くヤツラの方へ投げつけながら言った。&lt;br /&gt;
来年も来たら　またこれをやるぞ！&lt;br /&gt;
偏屈ジジイ秘蔵中の秘蔵菓子　ウイスキーボンボンの　キラキラ輝く色とりどりな粒たちが新星のように光って&lt;br /&gt;
ゴーストの手に落ちた。&lt;br /&gt;
ヤツラはゆらり　にやりと笑ったようで&lt;br /&gt;
こちらに何かを放ってよこした。&lt;br /&gt;
ダブジイさんはキャッチしてしまったものを見て　今度こそ気絶した。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;a target=&quot;_blank&quot; href=&quot;http://file.08hw.blog.shinobi.jp/606c5183.jpg&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;606c5183.jpg&quot; align=&quot;middle&quot; border=&quot;0&quot; src=&quot;http://file.08hw.blog.shinobi.jp/Img/1225472470/&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
朝、ジイさんはいつも通り整然と片付いている部屋で目を覚ました。夜中の騒ぎの様子などどこにも残っていなかったが　サイドボードのひきだしのウイスキーボンボンが減っていたし、なによりも、白い大きなしゃれこうべが自分の横に転がっている・・・。&lt;br /&gt;
ジイさんはゆっくりと起き上がり、そのナンノモノかわからない奇妙な骨を棚におき、新聞をとりに行った。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
おはよう！偏屈ジジイっ！&lt;br /&gt;
朝日の中を自転車で疾走しながら　どこかの子どもが声をかけてきてＶサインを示し　ご機嫌に走り去っていった。&lt;br /&gt;
・・・ああ、おはよう・・・？&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
11月の一日目。&lt;br /&gt;
今日から冬がはじまったのだ。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;/p&gt;
&lt;p style=&quot;text-align: right&quot;&gt;ｂｙ.Purple&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;/p&gt;</description> 
      <link>https://08hw.blog.shinobi.jp/%E5%86%AC%E3%81%AE%E5%AD%A3%E7%AF%80%E3%81%AE%E5%89%8D%E5%A4%9C%E7%A5%AD/happy%20halloween--</link> 
    </item>
    <item>
      <title>チョコレートの効能</title>
      <description>&lt;font color=&quot;#ffcc99&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
一年にたった一度。&lt;br /&gt;
待ちに待った夜は秋から冬へ移り変わりの時期らしい乾いた冷たさに満ちていて、空は深い藍色に澄みわたっている。&lt;br /&gt;
暗く晴れたそこには細い三日月とゴーストたちの白く透き通る影がふわりふわりと過ぎてゆく。&lt;br /&gt;
まるで海の底みたい。&lt;br /&gt;
海月みたいなゴーストと、色鮮やかな闇の住人達が跳梁する。&lt;br /&gt;
鮮やかな色彩といってもそれは藍色に深く彩られていて、闇の生き物なのだと知らせている。&lt;br /&gt;
地上にもいくつもの妖しい影が蠢く。&lt;br /&gt;
土の下から起き上がったのか、深い森から現れたのか&lt;br /&gt;
人の世界からはこっそり隠れていた者たちのたった一夜のお祭り。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
さあ僕達も行こう、って。&lt;br /&gt;
こっそり二階の窓からそんな世界をみつめていた僕は隣を振り返る。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
本当に、マジだったの？なんて少し寝ぼけた声を出すのは生まれた時からの悪友でいつもつるんで悪戯ばかりしていた。それはいまも進行形だけど。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
本気も本気、ずっと計画してただろ&lt;br /&gt;
声が大きくなりかけたのを、しぃっと彼の指が制するようにそっと唇と鼻先に触れる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ほら静かにしないとみんなびっくりしちゃうよ&lt;br /&gt;
家のものも外の魔物たちも。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
大人びた声がそんなふうに囁くからどきりとする。&lt;br /&gt;
勝手に先に行くなって言いたくなってしまう。最近急にそんなことを思う時が増えた。&lt;br /&gt;
みかけだって背丈はとっくに追い越されたし、実はクラスメイトに紹介してくれってせがまれて困ってる。&lt;br /&gt;
紹介なんてしないよ、こいつめんどくさがりやだから。&lt;br /&gt;
じっとその顔をみながら、心の中で呟く。&lt;br /&gt;
&amp;hellip;てそんなことをしている場合じゃなかった。&lt;br /&gt;
お祭りはもう始まっているから、早くいかなけりゃ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あそこ、ほら呼んでる。&lt;br /&gt;
囁く声に促されて、庭の大きな木の陰、深い闇が始まるあたりに目をこらす。たしかに手招きするみたいにひらひら白いゴーストが揺らめいてる。&lt;br /&gt;
誘うようにいくつもいくつも、白い影がふわふわと踊り続ける。&lt;br /&gt;
行こう、と、僕はもう一度ゆっくりその顔をみつめながら言えば今度はしっかり頷いてくれたから、音をたてないように静かに窓を開いた。&lt;br /&gt;
小さなバルコニーからこっそり手がかりの雨どいをつたって、誰にも気づかれないで闇の中へ降り立つ。&lt;br /&gt;
後ろから軽い足音が響いて、連れも脱出に成功したことを知る。&lt;br /&gt;
もうここは闇の住人達の世界で、空気はどこか甘くて深い。いつもの夜とはまるで違う。&lt;br /&gt;
ふわふわと空に遊ぶもの、ゆっくりと歩く黒い影&lt;br /&gt;
もう子供達のいたずらかおごりの時間には遅すぎるから、黒い影はきっとみな魔物たちだろう。ひっそりと歩く彼らが目指しているのは町外れの小高い丘で、そこは古戦場の跡だとか遺跡だったとか言われていわくつきの場所だ。&lt;br /&gt;
きっとあそこがパーティー会場に違いない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
こんなみるからに人間がまじって大丈夫？&lt;br /&gt;
面白がってるだけのくせにそんなところはちゃっかりと突っ込みを入れてくる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
大丈夫、ひとの形をしたものもいっぱいいるから&lt;br /&gt;
そう言ったら少し首を傾げて僕をみた。&lt;br /&gt;
それにちゃあんと貢物は用意しているから。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そっと持って出た小さな袋には深い深い黒のビターなチョコレートがたくさん&lt;br /&gt;
高かったけど、お小遣いをこの日為にためてたから平気。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
これは内緒だけれどね、実は僕の家系には魔物がいるから、それで教えてもらったんだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そう言ったら、反論はされなかったけれど納得はしていない表情。&lt;br /&gt;
明らかに嘘とわかったかな。&lt;br /&gt;
でも本当はあの街外れの丘で弱っていた小さな闇の生き物が、そのときポケットに入っていた小さなチョコレートのかけらで友達になってくれたからなんてこっちの方がよほど信憑性が無い話なので嘘を突き通すことに決めていた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
さあはやくパーティーへ行こう。&lt;br /&gt;
いつもと違う空の天井と星のシャンデリアのダンスフロアで、魔女とダンスしてみせて。&lt;br /&gt;
君のステップはそれは素敵で溜息が出てしまうから、こんどは違うところでファン層が広がってしまうかもしれないけれどね。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;&amp;nbsp;
&lt;div style=&quot;text-align: left&quot;&gt;&lt;font size=&quot;2&quot;&gt;&lt;font color=&quot;#99ccff&quot;&gt;&lt;span style=&quot;font-family: Comic Sans MS&quot;&gt;
&lt;div style=&quot;text-align: right&quot;&gt;&lt;font color=&quot;#808080&quot;&gt;&lt;span style=&quot;font-family: Comic Sans MS&quot;&gt;&lt;font color=&quot;#99ccff&quot;&gt;by.blue&lt;/font&gt;&lt;/span&gt;&lt;/font&gt;&lt;/div&gt;
&lt;/span&gt;&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;&lt;/div&gt;</description> 
      <link>https://08hw.blog.shinobi.jp/%E8%B8%8A%E3%82%8A/%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%AE%E5%8A%B9%E8%83%BD</link> 
    </item>
    <item>
      <title>そこにおいで</title>
      <description>&lt;font color=&quot;#666699&quot;&gt;&lt;a target=&quot;_blank&quot; href=&quot;http://file.08hw.blog.shinobi.jp/cd526487.jpg&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;img alt=&quot;cd526487.jpg&quot; align=&quot;middle&quot; border=&quot;0&quot; src=&quot;http://file.08hw.blog.shinobi.jp/Img/1225455437/&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;font color=&quot;#808080&quot;&gt;&lt;font size=&quot;3&quot;&gt;遺していくものを　振り返ってはいけない&lt;br /&gt;
後を追われてしまうかもしれないから&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
いいじゃないか　すこしくらいの虚無なんて&lt;br /&gt;
どうせまたあらたなめぐりあわせがはじまるのだから&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ざわめきを　背中でかんじる&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;&lt;font size=&quot;3&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;
&lt;div style=&quot;text-align: right&quot;&gt;&lt;font color=&quot;#ccffcc&quot;&gt;&lt;font size=&quot;2&quot;&gt;thanks! 雛あられ chan.（ イラストレーション ）&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;&lt;/div&gt;</description> 
      <link>https://08hw.blog.shinobi.jp/%E5%86%AC%E3%81%AE%E5%AD%A3%E7%AF%80%E3%81%AE%E5%89%8D%E5%A4%9C%E7%A5%AD/%E3%81%9D%E3%81%93%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%84%E3%81%A7</link> 
    </item>
    <item>
      <title>fantastic night!</title>
      <description>&lt;div style=&quot;text-align: center&quot;&gt;&lt;a target=&quot;_blank&quot; href=&quot;http://file.08hw.blog.shinobi.jp/48f4974d.jpg&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;48f4974d.jpg&quot; align=&quot;middle&quot; border=&quot;0&quot; src=&quot;http://file.08hw.blog.shinobi.jp/Img/1225698639/&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;/div&gt;
&lt;div style=&quot;text-align: center&quot;&gt;&lt;font color=&quot;#99ccff&quot;&gt;&lt;font size=&quot;3&quot;&gt;さあ！存分に　楽しみなさい！&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;/div&gt;
&lt;div style=&quot;text-align: right&quot;&gt;&lt;font color=&quot;#ffff99&quot;&gt;thanks!　まぎぃ chan.&lt;/font&gt;&lt;/div&gt;</description> 
      <link>https://08hw.blog.shinobi.jp/%E6%9C%88/fantastic%20night-</link> 
    </item>
    <item>
      <title>ぼくとキミと約束と</title>
      <description>&lt;p&gt;&lt;font size=&quot;2&quot;&gt;&lt;font color=&quot;#00ff00&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;&lt;font color=&quot;#c0c0c0&quot;&gt;　「トリック・オア・トリート！トリック・オア・トリート！お菓子くれなきゃいたずらしちゃうぞ！」&lt;br /&gt;
　通りから聞こえてきた声に，ぼくはあわてて穴の開いたシーツをかぶった。パパもママもいないぼくをさそってくれる子なんかいない。いつだって仲間はずれだ。&lt;br /&gt;
　急がなくっちゃ。ほかの子にお菓子をぜんぶ取られちゃう。二階からかけ下りると，「ジェフ？遅くならないようにね」とブレンダおばさんの声がダイニングから聞こえてきた。「わかってる」と返事をして，ぼくは勢いよくドアを開けた。&lt;br /&gt;
　やっぱり出おくれちゃった。アリソンさんちのマフィンも，ブラウンさんちのミンスパイも，もうみんなに取られたあとだった。あーあ，今年こそ食べたかったのになぁ。代わりにもらったヌガーを食べながら歩いていると，バス停のベンチにポツンと座ってる子がいた。&lt;br /&gt;
　黄色いカボチャ頭の子だったんだ。この子も仲間はずれにされたのかなと思って，ぼくは思い切って「ねえ」と声をかけてみた。「君，一人？」ってきくとその子は重そうな頭でこくんとうなづいた。&lt;br /&gt;
「早くしないとお菓子がなくなっちゃうよ」&lt;br /&gt;
「でも&amp;hellip;ボク&amp;hellip;どうしたらいいのか，分かんないんだ」&lt;br /&gt;
どうしたらいいか分からないなんて，変な子だなって思ったけど，なんだかとってもさみしそうだったから，ぼくは言ったんだ。&lt;br /&gt;
「ぼくがいっしょに行ってあげる」&lt;br /&gt;
「でも&amp;hellip;」&lt;br /&gt;
「だいじょうぶ。かんたんだよ。トリック・オア・トリート！言ってごらん」&lt;br /&gt;
「&amp;hellip;トリック&amp;hellip;オア&amp;hellip;トリート&amp;hellip;」&lt;br /&gt;
「そう！さあ，行こう！まだ間に合うかもしれない」&lt;br /&gt;
ぼくがその子の手を取ると，その子は「&amp;hellip;&amp;hellip;うん」と小さな声でうなづいて立ち上がった。&lt;br /&gt;
「ぼくはジェフ。君は？」&lt;br /&gt;
「ボクは&amp;hellip;ボクはジャック。みんなにそう呼ばれてる」&lt;br /&gt;
「じゃあ，ジャック，行くよ！」&lt;br /&gt;
ぼくは仲間を見つけた気がして，うれしくってジャックの手を引いてかけ出した。&lt;br /&gt;
　ぼくたちは完全に出おくれちゃってたから，どこに行っても残りものしかもらえなかった。でもちっちゃなキャンディーやキスチョコやしけったポップコーンばっかりでも，ジャックはちっとも気にしなかった。&lt;br /&gt;
「ねえ。ねえ，ジェフ。ボクこんなにもらえたよ」&lt;br /&gt;
ジャックは両手いっぱいのお菓子を見てとてもうれしそうに笑った。&lt;br /&gt;
「ボク&amp;hellip;もっともらえるかなぁ」&lt;br /&gt;
なんだかぼくも楽しくなって，つられて笑った。&lt;br /&gt;
「じゃあ，このふくろをお菓子でいっぱいにしようよ」&lt;br /&gt;
ジェームズさんちでもらったドラッグストアの紙ぶくろを広げると，ジャックはその中にお菓子をざらざらと入れて「うん！」ってうなづいた。&lt;br /&gt;
　それからぼくたちは，夜のまちをかけ回った。お菓子をくれない家では窓からのぞき込んで大人たちをびっくりさせたり，ふだんは子どもにきびしいアマラおばあさんに焼きたてのアップルパイをもらっておどろいたり，スミスさんちの犬に追っかけられたりして大いそがしだった。ぼくたちが悲鳴を上げたり，笑い転げたりしているうちに，ふくろの中はお菓子でいっぱいになった。&lt;br /&gt;
　ジャックと出会ったバス停までもどって，ぼくたちはベンチにこしかけた。ぼくとジャックはふくろに手を入れてお菓子をつまみながら話をした。&lt;br /&gt;
「ハロウィンって死んだ人がもどってくるんだよね」&lt;br /&gt;
「&amp;hellip;そうだね」&lt;br /&gt;
「パパやママに会えないかな」&lt;br /&gt;
「ジェフ&amp;hellip;それは，できないと思うよ」&lt;br /&gt;
「なんで？」&lt;br /&gt;
「きっと，ジェフのパパとママは，天国にいるから&amp;hellip;」&lt;br /&gt;
ジャックは少しまじめな声で言った。ぼくは少しさみしくなって，チュロスにかじりついた。&lt;br /&gt;
「ボク，ジェフといっしょで，楽しかった」&lt;br /&gt;
ジャックがしずかな声でつぶやいた。&lt;br /&gt;
「楽しかったなぁ&amp;hellip;ボク，忘れたくないなあぁ&amp;hellip;」&lt;br /&gt;
急にジャックが泣き出したので，ぼくはびっくりした。&lt;br /&gt;
「忘れたくないんだ。でも，ボクの頭は，ホントに空っぽだから，すぐ忘れちゃうんだ。忘れたくないよぉ&amp;hellip;」&lt;br /&gt;
ボクはどうしていいか分からなくなったんだけど，お菓子のふくろをジャックにわたして言った。&lt;br /&gt;
「ぼくは忘れないよ。せっかく友達になったんだもの」&lt;br /&gt;
「お菓子&amp;hellip;ボクに，くれるの？」&lt;br /&gt;
「うん。ぜんぶあげる」&lt;br /&gt;
ジャックはしばらくだまっていたけど，カボチャ頭の耳の所に指を入れてほじくると，ぼくに一粒のカボチャの種をくれた。&lt;br /&gt;
「これ，あげる。お菓子のおれいに」&lt;br /&gt;
そう言うとジャックの体はふわりと宙にうかんだ。&lt;br /&gt;
「ボク，もう行かなきゃ。ありがとう&amp;hellip;ジェフ」&lt;br /&gt;
ジャックの体はどんどん小さくなっていった。ぼくはジャックが見えなくなる前に大声で言ったんだ。&lt;br /&gt;
「忘れないよ。大人になっても，おじいちゃんになっても。友達だもん。ぼくたち約束したんだ。ぜったいに」&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;font color=&quot;#c0c0c0&quot;&gt;&lt;font size=&quot;2&quot;&gt;　帰りが遅いってしかられたけど，ブレンダおばさんはぼくをぎゅって抱きしめてくれた。心配させてごめんねってぼくは思った。その日のベッドはあったかだった。&lt;br /&gt;
　来年になったらカボチャの種をまこう。大きなカボチャができたら，それでランタンを作ろう。また会えるかどうかは分からないけど，ぼくたちの約束だから。&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;font color=&quot;#c0c0c0&quot;&gt;&lt;font size=&quot;2&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p style=&quot;text-align: center&quot;&gt;&lt;a target=&quot;_blank&quot; href=&quot;http://file.08hw.blog.shinobi.jp/be760468.jpg&quot;&gt;&lt;font color=&quot;#00ff00&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;be760468.jpg&quot; align=&quot;middle&quot; border=&quot;0&quot; src=&quot;http://file.08hw.blog.shinobi.jp/Img/1225385167/&quot; /&gt;&lt;/font&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;
&lt;font color=&quot;#00ff00&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div style=&quot;text-align: right&quot;&gt;&lt;font color=&quot;#ffcc99&quot;&gt;&lt;span style=&quot;font-family: Comic Sans MS&quot;&gt;written by 侘助　sama.　&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;font-family: Comic Sans MS&quot;&gt;&lt;span style=&quot;font-family: Comic Sans MS&quot;&gt;thanks a lot!!&lt;br /&gt;
&lt;/span&gt;&lt;/span&gt;&lt;/font&gt;&lt;font color=&quot;#666699&quot;&gt;&lt;span style=&quot;font-family: Comic Sans MS&quot;&gt;&lt;span style=&quot;font-family: Comic Sans MS&quot;&gt;＆thanks! やし chan. （イラストレーション）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;/span&gt;&lt;/span&gt;&lt;/font&gt;&lt;/div&gt;</description> 
      <link>https://08hw.blog.shinobi.jp/%E9%81%A0%E3%81%84%E6%80%9D%E3%81%84%E5%87%BA/%E3%81%BC%E3%81%8F%E3%81%A8%E3%82%AD%E3%83%9F%E3%81%A8%E7%B4%84%E6%9D%9F%E3%81%A8</link> 
    </item>
    <item>
      <title>猫</title>
      <description>&lt;p&gt;&lt;font color=&quot;#ffff99&quot;&gt;&lt;font size=&quot;1&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;&lt;font size=&quot;2&quot;&gt;&lt;br /&gt;
その箒をみつけたのは、村はずれの丘の上だった。&lt;br /&gt;
夜ともなればたいそう綺麗な月が昇る、村はずれの小さな丘の上だ。&lt;br /&gt;
頂上には大きな樫の木が一本あって、その根元にそれは落ちていた。傍らには、なぜか一匹の黒い猫。&lt;br /&gt;
なぜ、こんなところに箒が。&lt;br /&gt;
首を捻りながらも、とりあえずそれを拾い上げる。と、足元で猫がにゃあと鳴いた。&lt;br /&gt;
見上げてくる円らな瞳はどこか必至な風情があって、まるで彼女の持ち物を自分が取り上げているかのような気分になった。その場にしゃがみ込み、よしよしと頭を撫でてやると、猫はごろごろと目を細めた。やはり。&lt;br /&gt;
猫は猫だ。&lt;br /&gt;
手にした箒は家に持ち帰ることにした。&lt;br /&gt;
こんなところに放置しておいてもゴミになるだけだし、というのは口実で、実際にはそれが殊のほか気に入ったからに他ならなかった。まるで魔女が空を駆るときに使う箒のようだと。&lt;br /&gt;
それはそのような形をしていた。&lt;br /&gt;
腰丈ほどもある草をかき分け、丘を降りる。歩調に合わせ、さあさあと葉の擦れる音がするのを、追いかけてくる別の音があった。振り返れば、ふと立ち止まる、黒い影。&lt;br /&gt;
しようがない、と吐いたため息は、随分と彼女を喜ばせてしまったようだった。箒と一緒に猫も持ち帰ることにする。ひょいと抱き上げて、懐の中に丸め込んだ。&lt;br /&gt;
この季節、太陽が落ちれば後は早い。&lt;br /&gt;
2階にある自分の部屋に入ると、ドアの脇に箒を立てかけ、トンと床に猫を下ろした。&lt;br /&gt;
ぱすん、と勢いよくベッドに飛び込んだ後、ふと目を遣れば、猫は一目散に窓の桟に飛び乗ったようであった。じっと外を眺めている。金色の瞳を凝らして眺めている。&lt;br /&gt;
窓の外には、あの丘を見ることができるはずであった。&lt;br /&gt;
小さな丘にも、この刻ならば月が昇っていることだろう。頂上にある樫の木の枝に、ひっかかるようにして大きな月はいつも昇っているのだった。まるで絵本の中に見る風景のようだ、と、思わなくもない。&lt;br /&gt;
猫と箒のある生活はそれからしばらく続いた。&lt;br /&gt;
朝、床を掃こうとすると―――それは毎日の日課だ、猫はいつも箒にじゃれついて来、ものの見事に掃除の邪魔をするのだ。二本足で立ち、小さな両手をぱんぱんと叩いては箒の房をつかもうとする。それが何とも可愛くて、つい意地悪をしてしまいたくなるのだとは、彼女には内緒のことである。&lt;br /&gt;
そして夜になると、気まぐれな猫はベッドに寝転ぶ人間など放ったらかしにして、窓の桟へと飛び乗っては、遠く丘の上を見つめているのだ。&lt;br /&gt;
瞳の金色は月の光を宿しているからなのだろうか。ぼんやりと、彼女の小さな背中を見つめているとそんな風にも思えてくる。綺麗だ。&lt;br /&gt;
この頃になると、昼間はさほどではないものの、さすがに夜の空気はひんやりと冷たかったので窓は閉めていることが多かった。&lt;br /&gt;
暑い暑いと愚痴を言っていた夏もいつしか過ぎて、長袖を重ね着する季節になっていた。&lt;br /&gt;
そんなある日のこと。&lt;br /&gt;
暗闇に、月明かりが映える宵のことだ。&lt;br /&gt;
いつものようにベッドの上でごろごろしていると、階下から名前を呼ばれた。手伝って欲しいことがあるらしい。家族にそう言われては断るわけにもいかず、部屋を後にし、１階へと降りていった。すぐに戻るから、と、猫に一言残すのはいつしか習慣になっていた。&lt;br /&gt;
この日も、にゃあ、と彼女は小さく頷き。&lt;br /&gt;
けれど、余りにも長い間じっとこの目を見つめて来たのには、何事かと思わず立ち止まらずにはいられなかった。その、何か言いたげな瞳の色にはどこか見覚えがあって。その場にしゃがみ込み、よしよしと彼女の頭を撫でてあげた。初めて会ったときのように、ゆっくりと何度も撫でてあげたのだ。このときから、予感のようなものはあったのかも知れなかった。&lt;br /&gt;
用事を終え、２階の部屋に戻ったとき、そしてそれは現実となった。&lt;br /&gt;
扉を開けた瞬間、何かがおかしい。&lt;br /&gt;
最初はその違和感の理由に気付くことができなかった。５秒経った頃だろうか、１０秒だろうか。しばらく馬鹿みたいにドアに立ちつくした後でようやく気付いたのだ。&lt;br /&gt;
猫がいない。&lt;br /&gt;
ベッドの下、布団の中、机の影、タンスの奥。大慌てで探してみても、やはり其処のどこにも彼女はいないのだった。ただ、ひらひらとカーテンが風に舞い。窓が大きく口を開けて月の光を吸い込んでいた。&lt;br /&gt;
ああ、窓から出て行ったんだ。&lt;br /&gt;
虚ろな思考はようやくそこに辿り着く。窓の傍にはそれなりの高さの木があったから、身軽な彼女のこと、それも不可能ではないのだろうと。ただ。&lt;br /&gt;
この季節、日が落ちてからというもの窓は閉めておくことが多かったので。&lt;br /&gt;
猫の手でどうやって鍵のかかった窓を開けたのかと思うと、そればかりが不思議で。&lt;br /&gt;
そう、そればかりが不思議で、このとき猫と一緒に箒がなくなっていたことに全く気付くことができなかったのだ。風に舞うカーテンに何度頬を叩かれても。&lt;br /&gt;
それからどれだけの時を、ぼんやりと過ごしたことだろう。&lt;br /&gt;
しばらくすると、窓の外から声が聞こえてきた。&lt;br /&gt;
猫ではない、人間の声だ。&lt;br /&gt;
「Trick or Treat！」&lt;br /&gt;
子供たちの賑やかなその声に意識を打たれ、は、と我にかえった。そういえば、お菓子はどこに置いたんだったろうか。慌ただしく思い出しながら階段を駆け降りる。子供たちの勢いに気圧されるようにして玄関の扉を開いた。&lt;br /&gt;
風が吹き込んでくる。&lt;br /&gt;
遠く、丘の上には大きな月が、頂上にある樫の木にひっかかるようにして夜に張りついてた。&lt;br /&gt;
なんて美しい光景だ、と、目を細めてしまったから気付かなかった。&lt;br /&gt;
金色に輝く月の中を、横切っていく黒い影があることに。&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;font size=&quot;2&quot;&gt;&lt;font color=&quot;#ffff99&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;&lt;font color=&quot;#ffff99&quot;&gt;&lt;font size=&quot;1&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p style=&quot;text-align: right&quot;&gt;&lt;font size=&quot;2&quot;&gt;&lt;font color=&quot;#ffff99&quot;&gt;&lt;font color=&quot;#ffff00&quot;&gt;thanks! まり那 chan&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;&lt;font color=&quot;#ffff99&quot;&gt;&lt;font size=&quot;1&quot;&gt;&lt;font color=&quot;#ffff00&quot;&gt;.&lt;/font&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;&lt;/p&gt;
&lt;font color=&quot;#ffff99&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;</description> 
      <link>https://08hw.blog.shinobi.jp/%E9%BB%92%E7%8C%AB/%E7%8C%AB</link> 
    </item>
    <item>
      <title>連鎖なき永久</title>
      <description>&lt;a target=&quot;_blank&quot; href=&quot;http://file.08hw.blog.shinobi.jp/m-chan4.jpg&quot;&gt;&lt;font color=&quot;#800080&quot;&gt;&lt;font size=&quot;3&quot;&gt;
&lt;p style=&quot;text-align: left&quot;&gt;&amp;nbsp;&lt;/p&gt;
&lt;p style=&quot;text-align: left&quot;&gt;&amp;nbsp;&lt;/p&gt;
&lt;p style=&quot;text-align: center&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;m-chan4.jpg&quot; align=&quot;middle&quot; border=&quot;0&quot; src=&quot;http://file.08hw.blog.shinobi.jp/Img/1225044578/&quot; /&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p style=&quot;text-align: left&quot;&gt;&amp;nbsp;&lt;/p&gt;
&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;&lt;/a&gt;
&lt;p style=&quot;text-align: left&quot;&gt;&lt;font color=&quot;#ffffff&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
きらびやかな石ころなどいらないとささやいても&lt;br /&gt;
それはただ笑うだけでけして応えを返すことはない&lt;br /&gt;
望むことなどないのに惜しみなく与えられる命無き冷たい礫は&lt;br /&gt;
漫々と尽きることなく溢れ続けるというのに&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
闇の中でただ美しく微笑むのに、その瞳の宝石は与えられず&lt;br /&gt;
つめたい無機物の身体に触れることすら叶わない&lt;br /&gt;
愛しいただひとつのそれは&lt;br /&gt;
どんなに抱きしめても温かく柔らかくほどけてゆくはずもないのに&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
暗闇にただひとつ&lt;br /&gt;
光輝く無機物のがらくたの中でたったひとつ&lt;br /&gt;
欲しいのは君だけ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;&lt;font size=&quot;1&quot;&gt;&lt;font color=&quot;#ffffff&quot;&gt;つめたい君と数多の石ころとを&lt;br /&gt;
みつめるだけの時すらそろそろ終焉を向かえようとしている&lt;br /&gt;
掠れゆくこの目にもやはり君だけが美しく&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;&lt;font color=&quot;#800080&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p style=&quot;text-align: center&quot;&gt;&amp;nbsp;&lt;/p&gt;
&lt;p style=&quot;text-align: left&quot;&gt;&lt;font color=&quot;#00ffff&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p style=&quot;text-align: right&quot;&gt;&lt;font color=&quot;#00ffff&quot;&gt;&lt;br /&gt;
thanks! m chan. (イラストレーション）&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;　&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; 　&lt;font color=&quot;#99ccff&quot;&gt;＆&lt;/font&gt;&amp;nbsp; &lt;span style=&quot;font-family: Comic Sans MS&quot;&gt;&lt;font color=&quot;#666699&quot;&gt;written by &lt;/font&gt;&lt;/span&gt;&lt;font color=&quot;#666699&quot;&gt;blue &lt;/font&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p style=&quot;text-align: center&quot;&gt;&amp;nbsp;&lt;/p&gt;
&lt;p style=&quot;text-align: center&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&amp;nbsp;&lt;/p&gt;</description> 
      <link>https://08hw.blog.shinobi.jp/%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96%EF%BC%88%E8%87%AA%E7%94%B1%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%9E%EF%BC%89/%E9%80%A3%E9%8E%96%E3%81%AA%E3%81%8D%E6%B0%B8%E4%B9%85</link> 
    </item>
    <item>
      <title>初めてのお使い</title>
      <description>&lt;font color=&quot;#ff99cc&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;font color=&quot;#ff99cc&quot;&gt;&lt;font size=&quot;2&quot;&gt;「&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;&lt;font color=&quot;#cc99ff&quot;&gt;&lt;font color=&quot;#ff99cc&quot;&gt;&lt;font size=&quot;2&quot;&gt;あー、ご婦人。ちと道を尋ねたいのだが・・」&lt;br /&gt;
声をかけられた初老の婦人は振り向いて答えようとしたが、彼女の目線の高さにはその声の主の姿が見えない。&lt;br /&gt;
そして、そのまま視線を下に移していくと、地上約１メートル２０センチの所で紫色の物体を見つけた。&lt;br /&gt;
「はいはい。あらあら、まぁ～かわいらしいこと。そうね、その扮装は、え～っと、・・・あぁ、わかったわ。ナスちゃんね！」&lt;br /&gt;
「？！、？！、？！、！！」&lt;br /&gt;
確かに彼の着ている紫色の服装は、キュートなカーブがお尻の辺りでちょっぴり反り返っていて、まあるいナスのふくらみを演出している。&lt;br /&gt;
そして、頭に乗っているやや濃いめの紫の笠は目の辺りまで覆い被さって彼の表情を隠しているが、それでも彼が婦人の言葉にひどく驚き、更に怒りを覚えているのがわかった。&lt;br /&gt;
「レディに向かってこんな事を言うのは大変失礼だとは思うが、私はこの侮辱に我慢できかねます。&lt;br /&gt;
いいですか、ご婦人。あなたは目が少しお悪いようだからお教えするが、これは我が王国の正装であってけっして、けっして、ナスなどではありませんから！！」&lt;br /&gt;
彼のあまりの剣幕に初老の婦人は目をまん丸にして驚いてみせたが、あっ、と何かを思い付いた顔になり、すぐにドレスの両端を少しつまんでお詫びの仕草をした。&lt;br /&gt;
「あらあら、そうでした。&lt;br /&gt;
これは大変失礼をいたしました。今年のハロウィンの夜はいろいろなお国の方がいらっしゃるのを私すっかり忘れていましたわ。&lt;br /&gt;
そう、今日は一時、月の光が夜に飲み込まれる日。あぁ、私たちの国では月蝕と呼びますけどね。&lt;br /&gt;
３００年に一度ハロウィンの日に夜の国の扉が開く特別の夜でしたわね。」&lt;br /&gt;
「ほう、あなたは３００年の扉のことをご存じでしたか」&lt;br /&gt;
「えぇ、えぇ、知っていますとも。私の遠い祖先は３００年前、今日と同じハロウィンの夜にこちらのお国へお嫁に参りましたのよ。&lt;br /&gt;
あぁ、では今日はどなたかのお輿入れがあるのですのね」&lt;br /&gt;
「いかにも。私は今日主人に変わりその方をお迎えに参ったのです」&lt;br /&gt;
そう言うと、ナス色のお尻をピンと張り、彼は誇らしげに胸を張った。&lt;br /&gt;
「あぁ、そうだ。こんなことをしていられないのだった。&lt;br /&gt;
ご婦人、「黒のクレア」というレディの家はどちらにあるのか教えていただけないだろうか」&lt;br /&gt;
「あら、あら。今日お嫁に行くのはクレアなのね。でも、彼女の婚約者は３年ほど前に森で行方不明になったはずじゃ・・・・」&lt;br /&gt;
「ご婦人。申し訳ないのだが、私にはよけいなおしゃべりをしている時間がないのだ。&lt;br /&gt;
我が主人の元へ、あの月の光が夜に飲み込まれる前にレディをお連れしなければならないのだから」&lt;br /&gt;
「まぁ、私ったら、ついお話に夢中になってしまって、ごめんなさいね。&lt;br /&gt;
ここから西の方に森が見えますでしょう。その森の入り口の小高い丘の上に建ってる、赤い屋根の小さな家がクレアの家ですのよ。&lt;br /&gt;
入り口に「仕立物承ります。（黒に限ります）　クレア　」という看板があるからすぐにわかると思いますわ」&lt;br /&gt;
「ありがとう。」&lt;br /&gt;
そう言って彼は頭に被っていた帽子をちょこっとあげると、中から黒曜石のような不思議な黒い瞳を持った少年の顔が現れた。そして彼は婦人が指さした西の森に向かって走り去って行った。&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
（あぁ、彼は夜の国のお使いだったのね）&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
婦人は、黒曜石の瞳は夜の国の住人の特徴だと昔ひいおばあさんに聞いた事を思い出しながら&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
「でも・・・、あの姿は、どう見ても[ナス]よね・・・」&lt;br /&gt;
とつぶやき小さく笑った。&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;div style=&quot;text-align: left&quot;&gt;&lt;a target=&quot;_blank&quot; href=&quot;http://file.08hw.blog.shinobi.jp/1798e8b4.jpg&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;1798e8b4.jpg&quot; align=&quot;middle&quot; border=&quot;0&quot; src=&quot;http://file.08hw.blog.shinobi.jp/Img/1225382818/&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/div&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;
&lt;div style=&quot;text-align: right&quot;&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;
&lt;font color=&quot;#666699&quot;&gt;
&lt;div style=&quot;text-align: right&quot;&gt;&lt;font color=&quot;#cc99ff&quot;&gt;&lt;font size=&quot;2&quot;&gt;thanks! Q chan&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;&lt;font color=&quot;#cc99ff&quot;&gt;.&lt;/font&gt;&lt;/div&gt;
&lt;/font&gt;&lt;font color=&quot;#cc99ff&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;&lt;font color=&quot;#ff99cc&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;</description> 
      <link>https://08hw.blog.shinobi.jp/%E4%BB%AE%E8%A3%85/%E5%88%9D%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%AE%E3%81%8A%E4%BD%BF%E3%81%84</link> 
    </item>
    <item>
      <title>いでよ！</title>
      <description>&lt;div style=&quot;text-align: center&quot;&gt;&lt;a target=&quot;_blank&quot; href=&quot;http://file.08hw.blog.shinobi.jp/5d999429.gif&quot;&gt;&lt;font color=&quot;#ff00ff&quot;&gt;&lt;font size=&quot;3&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;img alt=&quot;5d999429.gif&quot; align=&quot;middle&quot; border=&quot;0&quot; src=&quot;http://file.08hw.blog.shinobi.jp/Img/1225044600/&quot; /&gt;&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;&lt;/a&gt;&lt;font color=&quot;#ff00ff&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;&lt;/div&gt;
&lt;div style=&quot;text-align: center&quot;&gt;&lt;font color=&quot;#ff00ff&quot;&gt;&lt;font color=&quot;#ff6600&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;&lt;font color=&quot;#00ffff&quot;&gt;&lt;font size=&quot;3&quot;&gt;ぐっい～ぶに～ん・ぼんそわ～・ぐーてんあーべん・ぼなせら♪&lt;br /&gt;
こんばんわ＾＾&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
地獄の窯が　今開く。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ようこそ　ウツツへ　まやかしたちよ！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;&lt;font size=&quot;3&quot;&gt;Happy Halloween!!&lt;/font&gt;&lt;font size=&quot;3&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;&lt;font size=&quot;3&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;&lt;font color=&quot;#cc99ff&quot;&gt;&lt;font size=&quot;2&quot;&gt;&lt;font color=&quot;#ff00ff&quot; size=&quot;3&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;&lt;font color=&quot;#cc99ff&quot;&gt;&lt;font size=&quot;2&quot;&gt;&lt;font size=&quot;3&quot;&gt;th&lt;/font&gt;nks!&amp;nbsp;m chan. (gif アニメ)&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;&lt;/div&gt;</description> 
      <link>https://08hw.blog.shinobi.jp/%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88/%E3%81%84%E3%81%A7%E3%82%88%EF%BC%81</link> 
    </item>
    <item>
      <title>変身</title>
      <description>&lt;font color=&quot;#c0c0c0&quot;&gt;&lt;font size=&quot;3&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;&lt;a target=&quot;_blank&quot; href=&quot;http://file.08hw.blog.shinobi.jp/d2542d09.jpg&quot;&gt;&lt;font color=&quot;#c0c0c0&quot;&gt;&lt;font size=&quot;3&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;d2542d09.jpg&quot; align=&quot;middle&quot; border=&quot;0&quot; src=&quot;http://file.08hw.blog.shinobi.jp/Img/1225302392/&quot; /&gt;&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;&lt;/a&gt;&lt;font color=&quot;#c0c0c0&quot;&gt;&lt;font size=&quot;3&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;&lt;a target=&quot;_blank&quot; href=&quot;http://file.08hw.blog.shinobi.jp/add02279.jpg&quot;&gt;&lt;font color=&quot;#c0c0c0&quot;&gt;&lt;font size=&quot;3&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;add02279.jpg&quot; align=&quot;middle&quot; border=&quot;0&quot; src=&quot;http://file.08hw.blog.shinobi.jp/Img/1225302404/&quot; /&gt;&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;&lt;/a&gt;&lt;font color=&quot;#c0c0c0&quot;&gt;&lt;font size=&quot;3&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
今はほとんど月がないから、本当なら僕は変身できる時期じゃない。&lt;br /&gt;
でも　どうだ？こんな晩に僕の耳が逆立っているし　大きな声で歌いたい！&lt;br /&gt;
この兆し　闇の祭典ハロウィーンの魔力で月が出現するようだ！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ああ、明日が待ち遠しい・・・！&lt;br /&gt;
暗黒界のあちこちからこの丘をめざして&lt;br /&gt;
異界の者等がやってくる！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
人のなりしてすごしていた。&lt;br /&gt;
月夜の晩に放たれた。&lt;br /&gt;
今こそ友に示したいのだ。&lt;br /&gt;
僕もハロウィーンパーティーに参加できる　狼男になったんだと！&lt;br /&gt;
みんなの前で変身したら　きっと大喝采がワクだろう！&lt;br /&gt;
はやく明日になればいい。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
はやくみんなが来るといい！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;
&lt;div style=&quot;text-align: right&quot;&gt;&lt;font color=&quot;#c0c0c0&quot;&gt;&lt;font size=&quot;3&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;&lt;font size=&quot;2&quot;&gt;by．Purple&lt;br /&gt;
&lt;/font&gt;&lt;/font&gt;&lt;/div&gt;</description> 
      <link>https://08hw.blog.shinobi.jp/%E7%8B%BC%E7%94%B7/%E5%A4%89%E8%BA%AB</link> 
    </item>

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