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2008ハロウィーン
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えっ!?
ひょっとして、みえちゃっているのかいっ!?
や、どうだろう それはちょっとこまるなぁ・・・!



420c0bbc.jpg


いややややややや・・・・・っっっ!!!
おれらはきみたちと遊ぶ気なんてないんだってば!
だめだって!

やぁ、こまっちゃったなぁ、これだからこどもは
たいへんだよ~!






(イラストレーション) 3fe24626.jpg
thanks! ぎわ chan.
thanks! やし chan.

 

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そろそろ だな。
すぐに彼女があらわれる。



thanks! ぎわ chan.(イラストレーション)




裏漉しした南瓜に蜂蜜を垂らし、木べらで気が済むまで練ってやった。
人差し指に取り舐めてみる。
思ったよりも甘さはなく、これなら充分、奴の味覚に応えるだろう。
アカシアの蜂蜜はあっさりとして、どんな人の舌にもクセを残さない。
南瓜は甘みの少ないものを選んだつもりだが、何処をどうやっても甘いのが南瓜というものだ。
こればかりはどうしようもない。
さて、これを食べさせる奴を呼び出すには、果たして功を奏するか。
試してみるのは、実は、初めてのこと。
屋根裏の古い書棚で見つけた皮の表装。
書かれていた文字を訳すのに1年掛かった。
単純に南瓜と蜂蜜を用意すればいいだけのことだと判ったは、漸く全文の8分目を過ぎた辺りで、もうほとほとこの書物との別れを懇願し始めていた頃だ。
懇願? 誰に?

何を欲するのかは自分でも判らない。
ただ、奴を呼び出せば、願い事のひとつくらいは我が身に返ってくるだろうと、儚い期待。

期待、ねえ。

台所の床を綺麗に磨き、目が眩むほどに光るタイルの上に描いた文様を、睨み付けたまま本を開いた。
発音は、多分、正しい。
翻訳を続ける1年の間に、通常の会話なら何とか成る程に身につけた言語だ。
さあ出て来るがいい。
我が僕よ。

果たして現れたのは。

夢も泡と消えたその場所で、ボウルの中から掬った南瓜をぽとりと落とした。
黄色い染みが、文様の上に形作られる。
「まだ甘すぎる」
天井に吊り下げられたランプから、金属的な声がした。
「蜂蜜は、いらない」
でも南瓜だけなら、お前は召還できまいに。
「来る気などない」
笑い声とも、誘いともとれる声音。
「さて、お次は何を食べさせてくれる?」
地獄の釜の蓋が開く日には、甘い、甘いお菓子を強請る悪魔が、僕の台所にやって来る。








Thanks!  やし chan.



Jack1jpg.jpg

Jack2.jpg



この俺を、どこぞの墓場へ誘導しようなんてなぁ
おこがましいってもんだろうよ。
俺はまだ正式に死んですらいないし
これから死ぬ気もさらさら無い。

ランタンごときに案内されてたまるかよ、
俺の行く方は俺の勝手だ!

おまえは俺に従えばいい。
この俺の足取りを うつつをぬかした人間どもに
知らしめてやるがいい!

 
 



by.Purple





月がいくつもみえるってことは完全に酒を過ごしてるだろう
そんなことは、よくわかってる
冷たいはずの夜風が心地よいのも
じっとり湿った草の褥が快感なのも
酔った身体のせい
それもすべては重々承知

深い蒼の世界はなんて美しい
夜はあたたかくてやさしい友だち

それからダイヤモンドみたいに輝くジン
琥珀色のラム
血潮のようなあかいワイン
綺麗なきれいな友だち

このまま一生飲んだくれて
やさしい友と死ぬまで生きてやる

罰当たりなろくでなしは
いつまでこの世に留まるのか
見届ければいいさ

勤勉な方々はこの美しいものたちを知らないから
知らないままで生きてりゃいいさ






 
by.blue
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